If〜桜龍の彼等〜【完】
「だけど、不安でもあった…。

大切な人を失う悲しみを知りすぎたから…

もしタクトがいなくなったらって思うと…

凄く怖かった…。

タクトもいつか私を置いて行っちゃうんじゃないかって…

幸せであればある程…

怖くて逃げ出したくて仕方なかった…。

それ程までにタクトの事を好きになってたの」


そんな事あるはずがねぇ


ルナが俺を見てくれるずっとずっと前から


俺はルナだけを想って来たんだから


ライトを想って涙するルナをこの手で抱きしめたい


守ってやりたい


幸せにしてやりたい


その想いが叶う事ほど幸せな事はないよ




< 749 / 824 >

この作品をシェア

pagetop