If〜桜龍の彼等〜【完】
「早く出ろ」


タクトの冷たい声がする−−


「何なのよ…」


何でそんな機嫌悪いのよ


それに勝手に連れて来といてその態度は何?


「ルナちゃん行こうか」


いつの間にか傍まで来ていたミズキに言われ、目の前にある大きな倉庫へと足を踏み入れた


広い倉庫の中にはたくさんの人、人、人


そのたくさんの人達が入口にいる私とミズキを見て驚いていた


ミズキは気にしてないようで人込みの中を進んでいく


するとあちこちから「ちわっす」と言いながら軽く頭を下げていた−−



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