If〜桜龍の彼等〜【完】
ミズキと共に階段を上ると、そこにはいくつかのドアがありミズキはそのうちの1つを開けた


「ルナちゃん、入って」


「うん」


部屋に入るとそこは凄く広い空間で普通の家のリビングと変わらない大きさだった−−


真ん中にはテーブルを囲うようにソファーがあり、端っこには冷蔵庫やテレビ、パソコンまであった


そして、ソファー唯一の2人掛けの真ん中に堂々と座るタクトがいた


「ルナちゃんも座って?」


突っ立ったままの私に優しく声をかけてくれるミズキ


私はミズキに言われるまま3人掛けのソファーに座った


ミズキは私の向かい側にある3人掛けソファーに座る



< 76 / 824 >

この作品をシェア

pagetop