If〜桜龍の彼等〜【完】
「私もね、運命なんて信じないって思ってた。

家族も恋人も失って…

そんな運命があるなら、あまりにも神様は不公平過ぎるじゃない?」


そうだよな…


ルナは今まで想像を絶する道を歩んで来たんだもんな…−−


「世の中には暖かい家族がいて、友達と笑いあって、寄り添える恋人がいて…

そんな人達が大勢いるのに…

でもね…

タクトと出会えたから。

私の運命、信じてみたいって思うようになったの」


ルナにとって俺という存在がいい影響を与えたのだとしたら


こんなに嬉しい事はないよ−−



< 761 / 824 >

この作品をシェア

pagetop