If〜桜龍の彼等〜【完】
「スイ、元気でね。

みんなと仲良くするんだよ」


「ルナに言われなくてもわかってるよ」


「スイはいつも私を見ててくれたよね。

どんな時でも、どんな私でも、そっと隣にいてくれた。

それなのに私はスイに何もしてあげられなかった…。

ただいつも甘えるだけだった…」


「そんな事ねぇよ。

ルナは俺とレンを比べたりしなかった。

双子の俺達をちゃんと別々の人間として見てくれた。

普通が…

凄く嬉しかったんだ」




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