If〜桜龍の彼等〜【完】
校門をくぐるとあちこちから聞こえる関西弁


当たり前の事だけど…


それだけでドキドキしてしまう−−−


ピピピ−−−


メールを知らせる音が鳴る


『いよいよ今日からだな。

ルナらしく、がんばれ』


タクトからのメールに自然と笑顔がこぼれる


勇気を貰った私はさっきよりも軽い足取りで職員室へと向かう


コンコン−−


「失礼します」


一礼して入ると1人の若そうな人が近付いてきた


「もしかして櫻井か?」


「あ、はい」


名前を知ってるという事は…


まさかこの人が…?




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