If〜桜龍の彼等〜【完】
「はよ」


「おはよう」


「乗れよ」


そして私が乗ると車は走り出した−−


「ルナ、よく寝れたか?」


「えっ、あ…うん」


「そうか」


タクトはそれっきり何も話さなくなった−−


もしかして昨日の心配してくれてたのかな


会話もないまま、車は桜龍の倉庫へと入って行った


やっぱりここなんだね…−−


「ありがとうございます」


昨日と同じ運転手さんにお礼を言い車を降りた−−



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