桜色彼氏

「到着!」

私達が辿り着いた場所、
そこには大きな木があった。



「これは…?」

「桜だよ」

え―…

桜…

「本当は満開のトキに見せたかったんだけど…4月まで待てなくて」

オウスケがニカッと笑った。

私も微笑んだ。


そっと桜の木を見上げる…。



よく見ると、所々に蕾がついていた。

いくつか咲いているのもあった。



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