桜色彼氏

―ピピピピッ、ピピピピッ


「オウス…ケ…」

また夢か…




手が震えていた。

額には汗をかいていた。



私は小さく深呼吸して、
ケータイを開いた。


液晶には、
『4月10日7時3分』
という文字が並んでいた。

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