桜色彼氏

待ち合わせ場所に着いた。



まだ9時半…。




「30分もあるのかぁ…」

私はひとりごとを言って、赤いベンチに座った。



ケータイを開くと、待ち受け画面には笑顔のオウスケがいた。

「はやくこないかなぁ」

と、足をバタバタさせた。



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