桜色彼氏
桜の枝

バスの中で、
私はおばさんが言ってたことをずっと理解しようとしていた。




缶を握る手が震える。

さっき地面に落とした缶は、くぼみができていた。



不安とともに 押し寄せる涙を、私は必死にこらえていた。




オウスケ…


オウスケ―…!!





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