あたしとあなた【短編】
光はそんな私に言ってくれた。
「俺、あん時亜美がメールしてくれたけ―立ち直れた!
亜美が毎日メールしてくれたけ、安心できた。
俺な、母さんが俺と亜美を会わせてくれたって思っとる!運命じゃないかなって…」
お母さんが……?
運命…?
光が言っている意味が分からなかった。
「お母さんが……?」
「…うん。
亜美の誕生日2月2日じゃん?」
「うん。」
「俺の母さんと同じ日!」
「まじで!?」
「うん!まじで―!」
光は嬉しそうに笑った。