黒騎士さんを愛してる〜Dead end love〜

「どうしたの?」

俺は気付けば、お客に話しかけるように

彼女に手を差し出していた。

「…べつに」

赤い唇を小さく動かして

彼女はぽつりと言葉を吐いた。

消えそうな

か細い声だった。



















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