いじっぱり片思い
「あら、おは…ふぁ〜あ…ねむぃ…。」
お母さんがあくびをしながら言った。

「ちょっと……、あの…、その……」

お母さんに何か言ってやりたいが言葉が見つからない。

「何?」

「……何もないけど。」

“変な子”と言いながらお母さんはソファーに寝転ぶ。

そして同時に《グシャ、メリッ》と聞こえる謎の音。


「ちょ…っ、お母さんー!!!」

「へぁ…?」

「下に私のバックがある!!!バックが!!!!変な音が!!!」

「え、あ、ごめんね…ふぁ〜あ。」

お母さんはバックを床に落としてまた寝転ぶ。

「もー…、やだ。何この人…。」

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