いじっぱり片思い
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「えー・・、ここはこれを代入して・・・」



先生が説明する中、私はアイツの背中を見ていた。




目の前にある背中。


めんどくさそうに手の甲で顔を支えている。


足はシューズが半分脱げている。


やる気がなさは後ろからでも見える。



ー・・しっかりしろよ・・。



そう思っていると、


バッ!!


いきなり宮崎が振り向いた。



「!!??」


「おぃ!」


「え、あ、は??」



宮崎君の手にはプリントが。


「・・あ。」


「早く取れ。」

そう言うとバッとプリントを私の机に投げ捨てる。


「ちょ・・・!」

そこまですることないじゃん!
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