いじっぱり片思い
「由香里ー!!!!」
杏美がむこうの席から呼ぶ。


びくっ


ちょ、大声ださないで〜…!!

「な、何……?」

「ちょ、来てよー!!」

「わかったから〜…静かに!!」

私は杏ちゃんのところに静かに行く。

「これ見て! 」

杏ちゃんは机を指差す。

「??」

そこには…
《1−2 宮下麻菜!!! 参上!》

と彫られていた。

「由香ちゃんのお姉ちゃんだよね??」

「…………そうじゃないの?」


お姉ちゃん……麻菜のバカ野郎ー!!!!

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