14日の憂鬱
普段は硬派で、あたしどころか他のクラスの女子とも滅多に話している姿を、今まで見たことがなかった。
実際、永井とこんなに話し込むことだって初めてだった。
そんな永井が…照れることもあるんだ。
そんな風に思うと、自然と笑いがこみ上げてくる。
『それに』
私の方を向きながら、言葉をつづり続けた。
『いつも練習頑張ってる佐藤の姿、……いつも見てたからよ』
『……な、がい…』
うそ…目の前にいるのはホントに永井?
ふざけてる?
からかわれてる?
ずっと、永井の事見続けていたせいかな。
コンタクトが乾いたのか、涙がうっすらと滲んだ。
……それとも。
感動しちゃってる? 私。
誰も気づいてくれないような、単に一人の野球部のマネージャーの私のこと…。
絡まったネットほぐしたり、みんなに飲み物差し入れしたり、タオル洗ったり、ボール拾って磨いている私のこと…。
そんな私のこと、気づいていてくれたの?
実際、永井とこんなに話し込むことだって初めてだった。
そんな永井が…照れることもあるんだ。
そんな風に思うと、自然と笑いがこみ上げてくる。
『それに』
私の方を向きながら、言葉をつづり続けた。
『いつも練習頑張ってる佐藤の姿、……いつも見てたからよ』
『……な、がい…』
うそ…目の前にいるのはホントに永井?
ふざけてる?
からかわれてる?
ずっと、永井の事見続けていたせいかな。
コンタクトが乾いたのか、涙がうっすらと滲んだ。
……それとも。
感動しちゃってる? 私。
誰も気づいてくれないような、単に一人の野球部のマネージャーの私のこと…。
絡まったネットほぐしたり、みんなに飲み物差し入れしたり、タオル洗ったり、ボール拾って磨いている私のこと…。
そんな私のこと、気づいていてくれたの?