俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
デートは俺の部屋で
――それから数日後
夏休みもいつの間にか終わりに近付いていたある日
加奈子の部活が休みになったらしく
俺たちはデートすることになった。
《愛子とも久しぶりに会いたいからヒロキんちに遊びに行くのはお昼過ぎからでも良い?》
デート前夜、電話ごしに加奈子が言う。
「もちろん良いよ。」
俺は携帯片手に部屋のベッドを移動していた。
加奈子が来るのに部屋が(…というか家が全体的に)汚すぎる。
ベッドの下にはゴミやら雑誌やら埃が散乱していた。
こんな所で毎晩寝てたのかと思うと、我ながらちょっと引く。
《何か音が聞こえるけど大丈夫?》
「いや~普段見ない場所って、かなり埃がたまるもんだね」
《掃除してくれてるの?》
「イエッサ―」
《あはは、リビング結構汚かったもんね。明日私も手伝ってあげる》
夏休みもいつの間にか終わりに近付いていたある日
加奈子の部活が休みになったらしく
俺たちはデートすることになった。
《愛子とも久しぶりに会いたいからヒロキんちに遊びに行くのはお昼過ぎからでも良い?》
デート前夜、電話ごしに加奈子が言う。
「もちろん良いよ。」
俺は携帯片手に部屋のベッドを移動していた。
加奈子が来るのに部屋が(…というか家が全体的に)汚すぎる。
ベッドの下にはゴミやら雑誌やら埃が散乱していた。
こんな所で毎晩寝てたのかと思うと、我ながらちょっと引く。
《何か音が聞こえるけど大丈夫?》
「いや~普段見ない場所って、かなり埃がたまるもんだね」
《掃除してくれてるの?》
「イエッサ―」
《あはは、リビング結構汚かったもんね。明日私も手伝ってあげる》