俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
今日初めて味わう加奈子の唇


唇を割ってゆっくりと舌を絡め入れると


慣れない感じでためらいがちに答えてくれた。



「ん……」


やわらかくて暖かい感触に、
時折漏れる加奈子の甘い声。


俺たちは好きを確かめ合うように、ただキスを続けた。



好き

好きすぎて――…



キスだけで

こんなに熱くてなくなるなんて初めてだった。



ようやく唇を少し離すと加奈子はトロンとしていた。


「はぁ…はぁ」


少し乱れた息

濡れた唇と潤んだ瞳がエロすぎ


「ヤバい…キスだけでいけそう」


俺がそう言うと加奈子は恥ずかしそうに顔を隠した。


「じゃあ…今日はキスだけにしとく?///」


「え?」


「ふふっ///」


「…………」


そんな可愛いいじわるを言う加奈子に俺はまた軽くキスをする。


「だめ。加奈子をもっともっと気持ち良くさせたい」


俺がいじわるを言い返すと


加奈子は真っ赤になって黙ってしまった。


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