俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
おっさん教官の熱い言葉に俺は目を丸くした。
そんな俺の前で
おっさん教官は気持ちを沈めるようにお茶をすする。
「志望動機が彼女なんてカッコいいやねぇか。お前は自分にもっと自信もっとけ」
「…………」
「そんかわり彼女と一緒のとこ行きてぇなら、出来る事をがむしゃらに頑張れよ」
おっさん教官は椅子から腰をあげると教官室の棚をごそごそと探った。
「お…あったあった」
おっさん教官は一冊の分厚いフォルダを持ってきて机に置いた。
そしてそれをパラパラとめくる。
「体育学部があんならA南のパンフレットも入っとったはずだけどな…」
分厚いフォルダの中には色々な大学の資料がファイルされていた。
「おっ」
おっさん教官は手を止めて、フォルダから一冊のパンフレットを抜き出した。
そしてそれを俺に手渡す。
「A南大学のパンフレットだ。やるから見てみろや」
「…………」
「彼女が好きなら頑張ってカッコいい姿見せたれや。ほんだら彼女も安心すんだろ」
そんな俺の前で
おっさん教官は気持ちを沈めるようにお茶をすする。
「志望動機が彼女なんてカッコいいやねぇか。お前は自分にもっと自信もっとけ」
「…………」
「そんかわり彼女と一緒のとこ行きてぇなら、出来る事をがむしゃらに頑張れよ」
おっさん教官は椅子から腰をあげると教官室の棚をごそごそと探った。
「お…あったあった」
おっさん教官は一冊の分厚いフォルダを持ってきて机に置いた。
そしてそれをパラパラとめくる。
「体育学部があんならA南のパンフレットも入っとったはずだけどな…」
分厚いフォルダの中には色々な大学の資料がファイルされていた。
「おっ」
おっさん教官は手を止めて、フォルダから一冊のパンフレットを抜き出した。
そしてそれを俺に手渡す。
「A南大学のパンフレットだ。やるから見てみろや」
「…………」
「彼女が好きなら頑張ってカッコいい姿見せたれや。ほんだら彼女も安心すんだろ」