俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
指先はゆっくりと上に上に向かう。


「っ…ん」


加奈子の唇からついに小さな声が漏れた。


「残念だけど声だしたから罰ね」


「!や…せこいよこんなの///」


「そう?マジで嫌なら拒んでいいよ」


俺はそう言うと


加奈子にキスを落とした。


「~~~!///」


わざとやらしいキスをしながら


指先でさらに加奈子の体を焦らしていく。


絡まる舌に


熱くなる俺と加奈子の吐息。


冬なのに部屋の暖房が暑く感じる。



乱れたサンタのワンピース


加奈子の姿と声に脳の奥がしびれていく。



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