俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
「おい」
ガツン、と俺は春馬が突っ伏している机の足を軽く蹴った。
「ぁ…?」
寝ぼけた不機嫌顔の春馬が顔を上げる。
「春馬。今日海に行かねぇ?」
「………は?」
「海だよ、海。加奈子と愛子ちゃんも誘って」
「………なんで?」
「あ?気分だよ、気分。いいだろ別に?」
この切なさを語るのに、俺は海に行きたかった。
「…………冬だぞ、今」
「は?分かってるっつの。季節忘れるほど馬鹿じゃねぇよ。てかなに?今日お前無理なの?」
「……別に…大丈夫だけど」
「んじゃ決定!愛子ちゃんにメールしとけよなっ」
「……………」
そして、春馬はまた寝た。
俺は速攻で加奈子にメールを打った。
こうして、俺たちは放課後久しぶりに4人で海に行くことになった。
ガツン、と俺は春馬が突っ伏している机の足を軽く蹴った。
「ぁ…?」
寝ぼけた不機嫌顔の春馬が顔を上げる。
「春馬。今日海に行かねぇ?」
「………は?」
「海だよ、海。加奈子と愛子ちゃんも誘って」
「………なんで?」
「あ?気分だよ、気分。いいだろ別に?」
この切なさを語るのに、俺は海に行きたかった。
「…………冬だぞ、今」
「は?分かってるっつの。季節忘れるほど馬鹿じゃねぇよ。てかなに?今日お前無理なの?」
「……別に…大丈夫だけど」
「んじゃ決定!愛子ちゃんにメールしとけよなっ」
「……………」
そして、春馬はまた寝た。
俺は速攻で加奈子にメールを打った。
こうして、俺たちは放課後久しぶりに4人で海に行くことになった。