俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
指輪交換、そして誓いのキスが終わり


俺たちはライスシャワーを浴びながら教会を後にした。


たくさんの祝福の笑顔の中に、春馬と愛子ちゃんの笑顔も見つける。


俺がガッツポーズをとると春馬も小さく微笑んでくれていた。









感動的な結婚式の後にはホテル会場での披露宴だ。


緊張の連続だった教会とはうって変わり


和やかな雰囲気の披露宴はリラックスして取り組むことができた。


キャンドルサービス

ケーキカット


想いでのアルバムの上映や友人の出し物が終わると


俺と加奈子はお色直しの為に一度中座となる。


衣装室で白いタキシードだった俺は、ネクタイを外しベストの色を変えた。


純白のドレスだった加奈子は、黄色いドレスにアップだった髪をおろしていた。



「やべぇ、加奈子、すっげー可愛い」


加奈子曰く、美女と野獣のベルをイメージして仕上げたその姿は


元気で明るい加奈子を、さらに美しく輝かせていた。


「ヒロキも…かっこよすぎるよ」


「当たり前だし」


加奈子の言葉に俺はふっと笑う。




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