俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~

Dear 加奈子

―――――――…
―――…







二次会が終わりホテルに着く。


今晩、俺たちが初めての過ごす部屋の前まで来ると


加奈子はガチャっと扉をあけた。


酔った俺はミニドレス姿の加奈子に肩を担がれた状態で部屋に入る。





「加奈子…ごめん…俺こんなんで」


「いいんだよ。今日の主役だったから疲れたんだよね」



加奈子はニコッと笑った。









地上30階の部屋に入ると、大きな窓からは部屋一面の夜景が広がっていた。


「キレイ……」


加奈子は息を飲む。



加奈子は俺を大きなダブルベットに座らせると、冷蔵庫から水を持ってきた。


「ヒロキ、飲める?」


「…ん」


俺は加奈子から水を受け取るとゴクリと飲む。



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