俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
俺は落ちたボールを加奈子ちゃんにパスするとディフェンスの構えをとった。


「加奈子ちゃんもやってみなよ」


「よ~し…」


加奈子ちゃんはへっぴり腰でドリブルをしながら俺に向かってくる。


俺はそんな加奈子ちゃんから
あっさりボールを奪うとまたシュートを決めた。


悔しがる加奈子ちゃんに笑う俺。


「全然、勝負になんねぇ」


「いやいや、これからが本番だから」


そのまま俺たちはしばらくバスケを楽しんだ。







< 51 / 280 >

この作品をシェア

pagetop