俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
煮え切らない俺に春馬の声色がいつものように少しイライラし出す。
やべ―怖い怖い。
そんな焦るなよ~
俺は改めて語り出す決意をした
「俺さぁ……」
《…………》
俺………
「…………はぁ…」
ふいに加奈子ちゃんの顔が浮かび俺はまた思わずため息をついてしまった。
《…電話切るぞ》
――え?
本気で電話を切ろうとする春馬の声に
「え?!マジで?時間ない?」
俺は少し慌てた。
《………早く言えよ》
「あぁ…いや、やっぱ俺…引かれるわ…」
《……今さらお前に引いたりしないから。》
なんだかんだ優しい春馬。
「…それいい意味?」
《さぁな》
それに対してどこまでも情けない俺
「はは…」
俺は思わず自嘲ぎみに小さく笑った。
そして覚悟を決めたように話し出した。
やべ―怖い怖い。
そんな焦るなよ~
俺は改めて語り出す決意をした
「俺さぁ……」
《…………》
俺………
「…………はぁ…」
ふいに加奈子ちゃんの顔が浮かび俺はまた思わずため息をついてしまった。
《…電話切るぞ》
――え?
本気で電話を切ろうとする春馬の声に
「え?!マジで?時間ない?」
俺は少し慌てた。
《………早く言えよ》
「あぁ…いや、やっぱ俺…引かれるわ…」
《……今さらお前に引いたりしないから。》
なんだかんだ優しい春馬。
「…それいい意味?」
《さぁな》
それに対してどこまでも情けない俺
「はは…」
俺は思わず自嘲ぎみに小さく笑った。
そして覚悟を決めたように話し出した。