俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
「俺…気になる子ができたわ」
春馬にはまだ何も話していないから俺はここから話し出した。
《…は……?》
春馬の少し驚いた声。
そりゃそうだ。
あんだけ愛子ちゃんと春馬の邪魔をしといて…
俺何してんだろう
「あんなに愛子ちゃんに本気だったのに…やっぱ、あり得ないよなぁ?」
《………》
「しかも中学以来ずっと本気になれなくて、やっと愛子ちゃんに本気になったとこでさ。」
《………》
「その失恋直後じゃん?やっぱ俺、頭ヤバい?自分でもさすがにちょっとあり得ないとか思うんだよな」
いざ話し出すと、思い詰めていたものがどんどん出てきた。
《……誰だよ?》
春馬の冷静な声に
「…………加奈子ちゃん…」
俺はついにこの気持ちを声に出してしまった。
「俺マジで最悪だわ」
《は…なんでだよ?》
「だって愛子ちゃんの親友だぞ?乗り換えるのも速すぎだしよぅ…」
《………》
電話の向こうから春馬の小さなため息が聞こえてきそうだった。
春馬にはまだ何も話していないから俺はここから話し出した。
《…は……?》
春馬の少し驚いた声。
そりゃそうだ。
あんだけ愛子ちゃんと春馬の邪魔をしといて…
俺何してんだろう
「あんなに愛子ちゃんに本気だったのに…やっぱ、あり得ないよなぁ?」
《………》
「しかも中学以来ずっと本気になれなくて、やっと愛子ちゃんに本気になったとこでさ。」
《………》
「その失恋直後じゃん?やっぱ俺、頭ヤバい?自分でもさすがにちょっとあり得ないとか思うんだよな」
いざ話し出すと、思い詰めていたものがどんどん出てきた。
《……誰だよ?》
春馬の冷静な声に
「…………加奈子ちゃん…」
俺はついにこの気持ちを声に出してしまった。
「俺マジで最悪だわ」
《は…なんでだよ?》
「だって愛子ちゃんの親友だぞ?乗り換えるのも速すぎだしよぅ…」
《………》
電話の向こうから春馬の小さなため息が聞こえてきそうだった。