俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
「ごめ…不可抗力だからね今の!」


浮き輪の上でまっ赤な顔で恥ずかしそうにあたふたする加奈子ちゃん。


そんな加奈子ちゃんが可愛すぎて


俺は気が付くと加奈子ちゃんを再び引き寄せた。


「え……!?」


パシャンと水しぶきがあがり、今度こそ転覆した浮き輪。


空っぽになった浮き輪はそのままぷかぷかと流れていき


残された加奈子ちゃんは俺の腕の中で固まっていた。


やばい…


水に濡れた加奈子ちゃんの肌に理性がぶっ飛びそうだった。


すげぇキスしたい。


俺は加奈子ちゃんを少し引き離すとそのままゆっくり顔を近付けた。


「……ッ!!////」


そんな俺に加奈子ちゃんは思い切り水をかけた。


「うわッ!」


俺は思わず加奈子ちゃんから離れる。


「~~~ッ!!///」


加奈子ちゃんはまっ赤な顔で俺を睨むと流れるプールから出てしまった。


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