俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
体育館の前の自販機
俺はコーラを買うとベンチに座って缶をあけた。
試合前の他校のユニフォームを着た女の子たちが
俺の前を通るたびにチラチラ俺を見る。
「誰かの応援ですかぁ?」
「私たちも応援にきたんですけど」
私服姿の女の子2人が話かけてきた。
ウザいな―…
話しかけんなよ。
俺が無視していると2人は気まずそうに体育館へ入って行った。
俺はコーラを飲むとそれをゴミ箱に投げた。
「は―――――…」
苛々する。
俺が項垂れていると、
ふいに誰かが俺の横に座った。
「…あ?」
顔をあげると、さっきの逆ナン2人組みのうちの1人だった。
「ゴメンね?すぐ消えるから」
その子は遠慮がちにそう言うとアドレスを書いたメモをそっと俺に手渡して立ち去ろうとした。
俺はコーラを買うとベンチに座って缶をあけた。
試合前の他校のユニフォームを着た女の子たちが
俺の前を通るたびにチラチラ俺を見る。
「誰かの応援ですかぁ?」
「私たちも応援にきたんですけど」
私服姿の女の子2人が話かけてきた。
ウザいな―…
話しかけんなよ。
俺が無視していると2人は気まずそうに体育館へ入って行った。
俺はコーラを飲むとそれをゴミ箱に投げた。
「は―――――…」
苛々する。
俺が項垂れていると、
ふいに誰かが俺の横に座った。
「…あ?」
顔をあげると、さっきの逆ナン2人組みのうちの1人だった。
「ゴメンね?すぐ消えるから」
その子は遠慮がちにそう言うとアドレスを書いたメモをそっと俺に手渡して立ち去ろうとした。