俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
「あのさ。小森って夏木さんと仲いいの?」
俺の問いに、彼女たちは頬を染めながら顔を見合せた。
「ん…と、加奈子は小森君の元カノだよね?」
「そうそう。でも小森君が梓を好きになったから加奈子がフラれて」
「あ、でも小森君、梓ともなんか別れそうらしいよ?」
「え?それマジで~?」
バレー部の彼女たちは噂が大好きらしい。
俺と加奈子ちゃんが付き合ってることを知らないのか、
彼女たちは小森についてペラペラと話してくれた。
「おい!次の試合始まるぞ―!!」
「あ…っ!はい!」
体育館から顧問の声が聞こえ、彼女たちは慌て戻っていった。
「…………」
残された俺はベンチから動けなかった。
重い鉛をくくりつけられて
海の底に沈んでいくようだ…
俺の問いに、彼女たちは頬を染めながら顔を見合せた。
「ん…と、加奈子は小森君の元カノだよね?」
「そうそう。でも小森君が梓を好きになったから加奈子がフラれて」
「あ、でも小森君、梓ともなんか別れそうらしいよ?」
「え?それマジで~?」
バレー部の彼女たちは噂が大好きらしい。
俺と加奈子ちゃんが付き合ってることを知らないのか、
彼女たちは小森についてペラペラと話してくれた。
「おい!次の試合始まるぞ―!!」
「あ…っ!はい!」
体育館から顧問の声が聞こえ、彼女たちは慌て戻っていった。
「…………」
残された俺はベンチから動けなかった。
重い鉛をくくりつけられて
海の底に沈んでいくようだ…