冷たい手
いつもの日々

後ろのほうの君

ふぅっ。

いまにも閉じてしまいそうな
まぶた。


ぼんやり意識のなかで

響く大好きなそいつの声。


一言、一言 間違いない正確な
答えを さらさらと
話す そいつの声。


まだ そいつなんて言える
なかじゃない、

けど そいつと言ってないと
距離を感じてしまうから…

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