涙の中の気持ち『ココロ』!
沙織:先輩の気持ち、分かりました。私が、何処まで役に立てるか、分かりませんが、頑張ります。では、その先輩の名前を教えてください。

怜華:それが、知らないの。いつも、緊張してて、名前を聞くの忘れていたの。友達に聞けないし・・・みんなライバルだからさ・・・・
沙織:じゃあ、私が、色々と調査して、名前を入手してきますね?

怜華:沙織も、好きにならないでね?

沙織:どんな人によりますね。ライバルにならない用に、気よつけますね。

怜華:そう願いたい。沙織だけはライバルになって欲しくない。

沙織:努力します。では、私はこれで帰ります。遅くなると怒られますから・・・

怜華:連絡したよ?

沙織:はい。私の兄は心配性なんです。私が帰るのが遅いだけで、心配をするんです。毎日、私の事を見ているんですよ?キモい兄なんです。妹のには興味ないんですけどね。小さい時から、私の事ばかり見てるんです。年が離れているから、学校が違って嬉しいんですけどね。
怜華:そうなんだ。べったりは嫌だよね?父が私にそうだから、分かるよ。でも、やりたい事はやらせてくれるから、そのへんの事は、我慢しているけどね。

沙織:じゃあ、そろそろ失礼します。7時頃だし・・・・まだ、間に合う・・・・

怜華:じゃあ、またね。二人の時は、怜華って呼んで?私とはもう、友達だからね。
沙織:はい

怜華:学校内では、呼んだらヤバイから、学校外でね。

沙織:はい、では、又明日!

私は、先輩の恋の相談を受けた。だけど、先輩が恋をしている人は、名前も分からない人だった。先輩は、とても恥ずかしがりのようです。名前を聞き忘れるなんて凄すぎます。でも、そう言う先輩、なんか可愛かった。先輩に友達だって、言われちゃった。年上の友達は、今までいなかったから新鮮だよ!
先輩の家から、家まで走って帰って行った。お兄ちゃんより遅かったら、質問攻めされちゃうもんな!私は全力疾走で、家まで走って帰った。家に着くと、既に、お兄ちゃんは帰っていた。こんなに、走ってきたのに、間に合わなかった。距離が距離だったからな・・・・・それに今日は、お兄ちゃんは、帰ってくるのが早かったらしい。今日に限って早いの?いつもだったら、もう少し、遅い時間に帰ってくるのに!
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