涙の中の気持ち『ココロ』!
沙織:友達と少し話していた。

裕也:少しじゃないだろう?それに、遅いから、早苗ちゃんと絵美ちゃんの家に電話したら、今日は一緒に帰ってないって、言っていたんだけどな?沙織?嘘はやめようね?

沙織:嘘じゃないよ!

裕也:じゃあ、どんな子か、家に連れてきなさい。連れてくるまで、部活にはいかせない。

沙織:なんでよ?せっかく、レギュラー入り出来たのに・・・・先輩達に信頼されているのに、行かなかったら、白い目で見られるじゃない。

裕也:じゃあ、今直ぐに、連れて来る事だね。

沙織:・・・・・テニス部の部長の家に行っていた。相談に乗ってあげていたんだ。

裕也:部長って男か?

沙織:違う。女だよ。

裕也:そうか・・・・相談ってどんなだったの?

沙織:そんなの言えないよ。女の子の話しを聞くなんて、お兄ちゃんって、本当にデリカシーがかけているよね?

裕也:お兄ちゃんに、何て事を言うんだよ?

沙織:だって、本当の事だもん。お兄ちゃんには、言えないけど、お姉ちゃんなら言えるけど・・・・・男には言えない事だから・・・・そんな事聞くなんて、本当に信じられないね?お兄ちゃんって・・・・・お姉ちゃんに聞いたらさ、変態って言われるね。

裕也:うっ!な、なんで、いつも、姉貴に言うんだよ?俺の言う事を、聞いてくれたっていいだろう?

沙織:だって、キモイもん・・・・お姉ちゃん見たいな、優雅な人がいいもん。

裕也:兄に向かって、ハッキリ言ってくれちゃうね?

沙織:思った事を言っているだけだもん。ママに似ているから、仕方がないじゃん・・・・

裕也:それは、分かっているけど・・・・

沙織:じゃあ、私は、調べ物があるから、部屋に戻るから、絶対にお兄ちゃんは、部屋に入ってこないでね?先輩と話をしたりするからさっ!

裕也:分かった

沙織:おかあさーん?電話を使ってもいい?先輩に頼まれごとをされてるの。

母:うん、いいわよ。使った分の料金は、沙織のこずかいから、引くからね?裕也は、お母さんが見とくから、安心して電話をしなさい。邪魔をするならば、電話代、裕也に回すから・・・・・・





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