学園へ、ようこそ!
あッ…といけない!
この人のペースにはまる所だった!
なんでこの人、
私のこと知ってるんだろう…
と、いうか
なぜ様付けなのか聞かなくちゃ!!
『あの…頭上げてください。
周りの人たちの視線が
めちゃくちゃ痛いので…。』
「申し訳ございません!!!!」
なんで、頭上げてっていってるのに
また頭を下げる!!!!!?
と、今まで黙っていた葵が
珍しく口を開いた。
「洸太。
桜が困ってる。
早く顔上げて、なんで洸太が
ここにいるのか説明してあげれば?」
「そうですね…
取り乱してしまって
申し訳ありませんでした。」
葵の言葉をきっかけに
洸太と呼ばれた金髪美青年は
さっきまでのおちゃらけた雰囲気が一遍…
真剣なこう冷たい雰囲気をまとった。