学園へ、ようこそ!
龍遜寺学園でこんにちは!
『あれ?ここは……』
目を開くと
見慣れない部屋のベットに
寝かされていた。
ココどこだろう…
確か、洸太と葵と話をしてて…
その後が思い出せないや
と、ぼぉーッとする頭を
フル回転させて考えるけど
どうもうまく考えてくれない。
部屋の中は、薄ピンクに統一されていて
誰かの部屋なのかな?
「おぉ~!
目を覚ましたか!!」
『パパッ!!?』
「無事でよかった!」
パパは私の上半身を無理やり起こさせて
ぎゅーッと抱きしめる。
なんだか、壊れ物を扱うように
優しく包まれてる感じ。
『どうしてパパがココに?
それにココはどこ?』
「桜、お前には本当にすまないことをした。」
『どういうこと?』
「ずっと、お前には黙っていたことがあるんだ。」
パパは酷く辛そうな顔をしていた。