学園へ、ようこそ!




『彼は、氷川葵くんって言って
私の幼馴染なの。んで、龍遜寺(リュウソンジ)学園に
特待生として通ってるんだよ~』




恵美は龍遜寺学園に反応したのか
いっそう目の輝きが増した。




「龍遜寺って、あのお金持ち学校の!?
葵くんってすっごいんですねぇ~♥」

「………。」

「あら…?」




あちゃ~…そういえば…
葵はスーパークールで無口だった…
中学校の時なんて私が話しかけないと
誰とも話さなかったくらい無口なんだよね。

しかも、滅多に笑わないの…
笑ったら絶対にカッコいいのに勿体無い。



『恵美、ごめんね。
葵、昔から凄い無口なの…』

「え?そうなの~?
よかったぁ!私が変なこと
言ったのかと思った。」

「………。」

『ほら!葵、謝んなくちゃ!』

「ごめん。

レジの順番来た。
桜、後でまた話そう。」




葵はそういうと颯爽と
レジに行った。


葵は昔から変わんないな~
昔も私が言わないと謝らなかったし…
あれ?それって成長してないってこと!?w






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