セカンドラブ
旅立ち
「母さん あたし神戸へ行こうかな?」
「いいよ~ いつ来る?
学校休みなの?」
「ううん そっちに住もうかな?」
「え? 父さんと何かあったの?」
あたしは再婚したことなど母には言ってなかった
母はあたしの話を聞いて 即
「こっちおいで!」
と 言ってくれたのだ
始めから母の言う通り 向こうへ行けば良かったんだ
それなら 辛い思いしなくて済んだのに