年下のチャラ男くん
「そうそう!
あの子なんか可愛すぎっ♪」
なっ…なんなのあの人。
失礼すぎる!
バコーン☆
うわぁ…。
今のなんとも言えない音は
担任が桐谷 結斗の頭を
日誌で叩いた音だった。
「おい!桐谷。
転校初日で何クラスメイト口説いてんだよ。
とにかくお前は席につけ。
え〜っと、
どこがいいかな…。」
先生が教室内を
キョロキョロ見渡している。
どうかあたしの隣には
なりませんよ〜にっ☆
あたしが心の中でそう願った瞬間、桐谷 結斗が
とんでもないことを言い出した。
「センセッ☆
俺、アノ童顔チャンの隣がいい!!
頼むよ、センセ」
あわわわわッΣ
桐谷 結斗め〜。
なんてこと言ってくれんのよ!
あたしたちの担任は、
頼まれたら断れない
タイプなのに〜。