死神の契約
「ねえねえ!これ見て!可愛くない!?」

マナが女性物の服を扱っている店で立ち止まった。

「ほんとだねー」

「どう?似合う?」

服を自分の体に合わせて悠斗の方に振り替えった。


演技なのか素の姿なのかはわからないけど、本当に普通に付き合って普通にデートしている気分になってくる。


「よう!悠斗!なに一人で女物の服なんて眺めてるんだよ」

すると聞き慣れた声が聞こえた。

声のしたほうを見ると、クラスメートの男3人が近付いてきた。

普段から割りとよく喋るやつらだ。

「お友達?」

「あ、ああ、うん…」

マナが近付いてきて悠斗へと尋ねた。


クラスメート3人はまさか悠斗が女連れであると、まったく予期しない事態に見るからに戸惑っている様子であった。
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