死神の契約
風呂から上がるとテーブルの上にはすでにいくつもの料理が並んでいた。


「どう?美味しそうでしょ?食べて食べて」

マナに急かされるままに悠斗は目の前の料理をいくつか食べた。

「おっ…すごい美味い…」

「でしょ!?でしょ!?よかったー!どんどん食べて!」

悠斗の美味しいという言葉でマナの表情はさらに生き生きとしだした。

「じゃあわたしもいただくかなー。いただきまーす…おぉ、我ながら美味いな…」

マナが自分の料理に感動をおぼえる。

と、ニヤリと口元に笑みを浮かべた。

「はいっ、あーんして~!」

「いや、ちょっと…」

「これも恥ずかしいの?ホントに女の子と接したことないんだねー」

マナは少しがっかりとした顔をした。
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