死神の契約
学校へ行く支度もでき、チラリとマナを見るがまだすやすやと眠っていた。

起こしてはかわいそうだと思いそのまま学校へと向かった。


学校に到着し自分の教室へ入ると、真っ先に悠斗の元へ駆けつける人影があった。

昨日ショッピングモールで会った悠斗の友人である。

「やっと来たか!さて、じゃあ早速昨日のことをすべて話してもらおうじゃないか」

「すべてって…」

「あのめちゃくちゃ可愛い子とどこで知り合った?正直に言え」

「と、友達の紹介…」

「いやいや、それはまずありえないでしょ!」

何故かはわからないが友人はとてもテンションが高かった。

「そんなに可愛かったの?」

近くの席の男子が2人のやりとりを聞いていたらしく突然話に加わってきた。

「マジ美少女って感じだった!おまえにも是非見せたかったぜ」

「そんなにか…紗耶香ちゃんよりも?」

「あーすまんすまん。おまえは紗耶香一筋だもんな」

二人が話してる間に隙を見て悠斗はこっそりとその場を離れた。
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