死神の契約
続いてマナと亜美の一投目。

「よし!いけー!」

健二の声援を受けながら亜美が最初に投げた。

「きゃーやっちゃったー!」

マナの絶叫がこだまする。

ガーターであった。

「おいー!出だしが肝心だぞ!」

亜美と健二がやりとりしてる中、マナが悠斗をチラリと見てから投げた。

華麗なフォームから投げられたボールは綺麗なカーブをえがき、見事ストライクをとった。

「はいっ、ゆうくん」

マナは両手を伸ばして悠斗に向けた。

パチンというハイタッチの音が響く。

「おいおい…もしかして上手いんじゃないのか?」

「さあどっちでしょうねー」

マナは健二を見てからかうように笑った。
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