俺らの優しいお姫様
爽side
*:..。0○✩°・
「・・・・・泣いてる」
小崎にその言葉を言われたとき、
少しだけビックリした。
今まで、何人か通っていったが、
誰も俺の涙に気が付く奴なんていなかった。
だけど、
それを小崎は気が付いた。
あんまり話したこともねぇけど。
そんな小崎に弱みを見せてしまったみたいだな。
「なーに、一人でにやけてんの?」
「は・・?にやけてないし。」
小崎と別れ、クラブに顔を出していたところ。
おっと・・
自己紹介が遅れちまったみたいだな。
俺、藤井 爽。
バスケ部所属。