俺らの優しいお姫様



「・・・・いゃ・・・それ・・・俺たちの汗の付いたTシャツ・・・」



申し訳なさそうに言う目の前の先輩らしき人。



「そうなんですか。」


あぁ、だからか!


と納得できたあたしに先輩らしき人が



「・・・ごめんな。」



もう一回謝ってきた。



そんな先輩らしき人にあたしは

「いや、別にいいですよ?だって、汗かくのは悪いことじゃないですし、汚くないですよ。」


ちょっと臭いですけど、




そう言ってちょっと笑みをこぼす。





そしたら・・・


誰かがプッて笑って・・・




みんな何故か大爆笑・・・・なんで?




「え・・・あたし・・・変なこと言いました・・・?」



すっごい焦ってたら


「い・・・や・・・全然、」


先輩らしき人が否定してくれた。

笑ってる顔がすっごく優しくて・・・
この雰囲気が心地よくて・・・





役に立ちたいって思った。



この一瞬で・・・・






「・・・あのっ!!これ、あたしが洗ってもいいですか!?」






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