俺らの優しいお姫様
「・・・バスケ部のマネージャーになったの?」
ふわりと笑って聞いてくる。
野球部のマネージャー。
「うん、ってまだだけどね。やりたいとは思ってるよ。」
えへへ、
照れたように笑う。
「そっか、大変だけど頑張ろうね。」
「うん!!」
フワフワとめっちゃくちゃ可愛い笑顔であたしを癒してくれる。
「・・・よし!じゃ、あたし干してくるね。」
よいしょっと洗った洗濯物を持って菜月ちゃんに別れを告げた。
なんだろ・・・
あんなに洗って疲れたはずなのに、手も痛いはずなのに・・・
楽しい。
でも、
「けっこう、重い・・・」