俺らの優しいお姫様


「・・・バスケ部のマネージャーになったの?」

ふわりと笑って聞いてくる。




野球部のマネージャー。




「うん、ってまだだけどね。やりたいとは思ってるよ。」



えへへ、




照れたように笑う。





「そっか、大変だけど頑張ろうね。」



「うん!!」




フワフワとめっちゃくちゃ可愛い笑顔であたしを癒してくれる。




「・・・よし!じゃ、あたし干してくるね。」



よいしょっと洗った洗濯物を持って菜月ちゃんに別れを告げた。







なんだろ・・・



あんなに洗って疲れたはずなのに、手も痛いはずなのに・・・






楽しい。






でも、

「けっこう、重い・・・」



< 27 / 47 >

この作品をシェア

pagetop