俺らの優しいお姫様
「はい!!どうぞっ!!」
指名され、慌てる。
「あ、はいっ!・・・えっと、小崎優姫といいます。よろしくお願いします・・・」
ペコッと頭を下げる。
「うーん、今まではそれでいいんだが・・・」
先輩が言う。
「?・・・・1年・・・3組?」
「いや、違う。」
「えっと・・・?」
自己紹介?他に言うことあった?
あたしが悩んでると
「今日、やり始めたのは?」
それって・・・
「・・・・マネージャー・・・?」
そう、言った瞬間みんなが笑顔になって・・・
「バスケ部マネージャー、小崎優姫、だろ?」
「・・・っはい!!・・・よろしくお願いします・・・!」
今度は深々と頭を下げた。
「・・・・っし!じゃ、これ。よろしくな。」
渡されたのは1枚の紙。
そこに記されてたのは“入部届け”
「つーことで、俺らも自己紹介しますか。」