俺らの優しいお姫様



「じゃあ、頑張ってね、小崎。」



そう言い残すと体育館を出た。



出てすぐにセンパイ達が俺の元に駆け寄り、肩に腕を回してきた。







「つかさー。なんで小崎?」




「へ?」



思いもしなかったセンパイに動揺する俺。



そんな俺を見てニヤニヤと笑うセンパイ達。




「あーあー。そういうことか・・・」



「??」



独りで納得している成宮センパイ。



俺は訳が分からず、はてなマークを羅列していた。






次第に他のセンパイ達も成宮センパイの考えが他のセンパイにも分かっていったらしく・・・。




「照れるなって」




なんて、肩をたたきながら、言われた。




それが達也にまでセンパイから伝わったらしく、

「え?マジ!?」


なんて言ってる。





あのー・・・



俺を置いて行かないでほしい。




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