俺らの優しいお姫様
「はーい、席つけー。授業始めるぞ~。」
「えー。」
横で先生の言葉に反論しながら渋々、席に着いた達也。
「ありがとう。でも、コレくらい大丈夫。」
「いやいや、十分頑張ってるから。」
そう言うと照れたように顔を背けた。
「あ、それと。」
「??」
俺はそう言うとある提案をした。
「俺のこと爽って呼んで?」
「えぇ!?」
「なんで?」
そんな俺の問いかけに顔を少し赤らめながら、
「恥ずかしいよ・・・」
と言った。
恥ずかしって・・・俺と一緒なんだな。
変なところで共感を得た。