俺らの優しいお姫様
キーンコーン・・・
そんなチャイムが放課後部活の始まりを合図していた。
センパイたちの声が響く体育館。
まだ、ドクターストップがかかっているため、マネージャーじゃ少し難しい、サポートをするのが役目。
「優姫ー。そこの取って。」
「爽ー。これ?」
「あー、うん、ありがと」
優姫が持ってきてくれたのを取るとサポート開始。
でもそんなことセンパイが許してくれるはずもなく・・・。
俺は質問攻めに。
「あれー?優ちゃんじゃなくて・・・
「なんで『優姫』って呼んでんの?」
「え・・・」
そんなこと言われても。
って感じなんですが・・・。
そんな俺の困った顔を見て、勇気や達也が楽しそうに見ていた。