俺らの優しいお姫様



キーンコーン・・・






そんなチャイムが放課後部活の始まりを合図していた。





センパイたちの声が響く体育館。




まだ、ドクターストップがかかっているため、マネージャーじゃ少し難しい、サポートをするのが役目。




「優姫ー。そこの取って。」



「爽ー。これ?」



「あー、うん、ありがと」



優姫が持ってきてくれたのを取るとサポート開始。



でもそんなことセンパイが許してくれるはずもなく・・・。



俺は質問攻めに。



「あれー?優ちゃんじゃなくて・・・



「なんで『優姫』って呼んでんの?」





「え・・・」


そんなこと言われても。



って感じなんですが・・・。





そんな俺の困った顔を見て、勇気や達也が楽しそうに見ていた。





< 42 / 47 >

この作品をシェア

pagetop