天使と悪魔
……―――――――――――。
「杏~!早く起きなさ~い」
お母さんの声が響く。
「ん…うぅ」
もう朝?
ふぅ…もう一回寝よ…。
そう思って、もう一度目を閉じたとき……バタンッ。
部屋のドアが開いた…かと思うと、布団をめくられ、私はダンゴ虫のように丸まった。
「う゛…ぅ…」
「杏!!いい加減起きなさいい!何時だと思ってるの!?今日は出かけるんじゃなかったの?早くしたくしなさい!」
そう言い放って、お母さんは部屋を出て行った。
そういえば…。
今日はジュリアの家に行くんだった!
時計を見ると、時刻は午前9時。
「…約束の時間って…あぁ~!!!」
約束は9時半。
30分しかない!!
「ヤバッ」
急いで飛び起きて、洗面所に向かう。
顔を洗って、歯を磨く。
そしてまた自分の部屋に戻って、パジャマを脱ぎ捨てる。
買ったばかりのピンクのワンピースに袖を通し、デニム地のカーディガンを羽織る。
鏡の前に立ち、くしゃくしゃの髪をごまかすようにサイドで結ぶ。
玄関向かい、シューズケースからピンク色の花の飾りが付いたパンプスを取り出す。
そのパンプスを急いで履き、家を出ようとしたとき、またお母さんの声がした。
「杏!ケータイ忘れてるわよ!まったくもう、何やってるの」
「えへへ、ありがとう。行ってきま~す!」
「もう、行ってらっしゃい」
家を出て、急いでジュリアの家に向かう。
ケータイを開くと、時刻はすでに9時25分!
ヤバ~い!
ケータイを閉じようとしたその時、バイブ音が鳴り響いた。
通話ボタンを押し、ケータイを耳にあてる。
「もしも~し」
「杏~!早く起きなさ~い」
お母さんの声が響く。
「ん…うぅ」
もう朝?
ふぅ…もう一回寝よ…。
そう思って、もう一度目を閉じたとき……バタンッ。
部屋のドアが開いた…かと思うと、布団をめくられ、私はダンゴ虫のように丸まった。
「う゛…ぅ…」
「杏!!いい加減起きなさいい!何時だと思ってるの!?今日は出かけるんじゃなかったの?早くしたくしなさい!」
そう言い放って、お母さんは部屋を出て行った。
そういえば…。
今日はジュリアの家に行くんだった!
時計を見ると、時刻は午前9時。
「…約束の時間って…あぁ~!!!」
約束は9時半。
30分しかない!!
「ヤバッ」
急いで飛び起きて、洗面所に向かう。
顔を洗って、歯を磨く。
そしてまた自分の部屋に戻って、パジャマを脱ぎ捨てる。
買ったばかりのピンクのワンピースに袖を通し、デニム地のカーディガンを羽織る。
鏡の前に立ち、くしゃくしゃの髪をごまかすようにサイドで結ぶ。
玄関向かい、シューズケースからピンク色の花の飾りが付いたパンプスを取り出す。
そのパンプスを急いで履き、家を出ようとしたとき、またお母さんの声がした。
「杏!ケータイ忘れてるわよ!まったくもう、何やってるの」
「えへへ、ありがとう。行ってきま~す!」
「もう、行ってらっしゃい」
家を出て、急いでジュリアの家に向かう。
ケータイを開くと、時刻はすでに9時25分!
ヤバ~い!
ケータイを閉じようとしたその時、バイブ音が鳴り響いた。
通話ボタンを押し、ケータイを耳にあてる。
「もしも~し」